2009年5月29日 (金)

STAR TREK ネタバレ注意

2009052901日本では本日公開である。写真はパンフレットから。

この映画に関しては、かなり前からオフィシャルサイトが立ち上がっていて、物語の時代設定が、ジェイムス・T・カークの士官候補生時代であるらしいということだけは分かっていたが、TVオリジナル版や、その後の劇場版をすべて知っているファンから見ると、どうもあちこち矛盾がある。

そういう目で最後までしっかり見た結果、24世紀の中盤、少なくとも前作の劇場版までのストーリーのさらにその先、ロミュランとの和平が成立した後の宇宙から、何者かが22世紀前半にタイムスリップした結果、生じてしまったパラレルワールドの物語である、ということで、古くからのファンを納得させつつ、本作を初めて見る人にも、これ1本で楽しめるように工夫して作られたものであると言える。

だから NCC-1701 エンタープライズの設計が、TV 版とかなり違っているとか、そのエンタープライズの初代艦長が、ロバート・エイプリルではなくクリストファー・パイクであるとか、パベル・チェコフが乗艦したのは、もっとずっと後の時代であるとか、そういう細かい矛盾は、きっとパラレルワールドの誤差なのだろうと納得しよう。

しかし、それでもクリストファー・パイク大佐は、ちょっと年をとりすぎていないだろうか。

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2009年2月21日 (土)

バカボン家の秘密

バカボン一家の名前に関する考察。

バカボンというのは、ご存知故赤塚不二夫の、4回もアニメ化されたギャグ漫画のタイトルであり、サブキャラの名前である。メインキャラはもちろんバカボンのオヤジ。

で、多くの読者や視聴者が疑問に感じているのは、息子の名前がバカボンなのに、オヤジには名前がないということ。作中ではオヤジはバカボンのパパ。母親はバカボンのママ。弟には名前があって、ハジメちゃん。

この疑問に対する回答として、私を含め大多数が、バカボンのパパというのは、「〇〇君のお父さん」というのと同じ表現であり、この場合、「バカボン」と言う名前の息子からの一人称視点で、バカボンのパパはその父親であると考えるわけである。当然ハジメちゃんはバカボンの弟。

しかしここでひとつの大きな問題がある。バカボンの家の表札には「バカボン」と記されているのだ。表札には普通苗字を書くものであるし、もし名前を書くとしたら、一家の主の名であろう。ところがバカボンはまだ小学生だし、一流の植木職人であるオヤジが、この一家を支えているのだ。

この疑問に答えつつ、上記の設定に矛盾しない回答は、ひとつしかない。つまり「バカボン」というのは、この一家の苗字なのである。だからバカボンのパパというのは、「〇〇君のお父さん」ではなく、「バカボン家のご主人」という意味なのである。バカボンのママは、「バカボン家の奥様」。ハジメちゃんの名前は「バカボン・ハジメ」。これですべては解決する。残された矛盾点はただひとつ。「バカボン本人の名前」だけである。

バカボンのオヤジは、息子のことを「バカボン」と呼んでいるではないか。息子を苗字で呼ぶ親はいるまい。そうなると導き出される答はただひとつ。

バカボン家の長男の名前は「バカボン」である。彼のフルネームは「バカボン・バカボン」なのだ。これでいいのだ。||:3ミ

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2008年7月10日 (木)

Speed Racer

映画スピードレーサーを観てきた。もちろん、言わずと知れた1960年代のタツノコプロのテレビアニメ「マッハGoGoGo」の英語吹き替え版「Speed Racer」のリメイクである。

平日の夜遅くということもあって、映画館はガラガラだったが、それでもポツリポツリと観ていた観客は、40代以上のオヤジとオバサンばかり。アニメの本放送時に夢中になって観ていた年代を考えると当然だろう。アメリカでは BS や CATV で、人気番組は年中再放送されているらしいので、今でも子供たちが観ているようだが。

撮影用にマッハ号を作ったらしいが、レースシーンは全編 CG で、ストーリーや映像表現は悪くないが、残念ながらアニメのような重厚なスピード感はなかった。クルマが跳ねたり跳んだりしすぎである。近未来の自動車レースという設定のようだが、20年後にガソリン車がなくなったとしても、クルマ同士が接触したくらいで飛び跳ねるほど軽くなってはいないだろう。

マッハGoGoGoは、日本で1990年代に一度リメイクされているのだが、できればその延長の劇場版を観てみたい。もちろん CG ではなくて、アニメーションがいい。

ところで、言うまでもなくマッハというのは音速をあらわす単位であり、ドイツの物理学者の名前 Mach からとったものだ。日本ではドイツ語の発音に従い、マッハと発音するのだが、英語ではドイツ語の ch を「ク」と発音する。Mach は「マーク」である。日本でマッハ号と名づけられたレーシングカー(なんとナンバー付きで市街地走行可能!)は、英語版アニメでは「マークファイブ」と発音されている。昔フォードには、マスタングのボディを延長して、ビッグブロックの V8 を載せた「マークワン」というスポーツカーがあったが、日本では「マッハワン」と呼ばれていた。英語版のリメイクでは当然マッハ号は「マークファイブ」であるが、我々は原作が「マッハ号」であることを知っているので、どうもしっくり来ないのである。

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2008年4月25日 (金)

金矛の勇者

2008042501 クレヨンしんちゃん最新作「映画 クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」を観てきた。

劇場版は初回からすべて観ているが、今回はストーリー性よりも、アニメーションとして「見せる」作品にするのが目的だったようだ。

クレしん映画と言えば、「モーレツ! オトナ帝国の逆襲」と「アッパレ! 戦国大合戦」の2連作が間違いなく傑作であるが、どちらもギャグアニメとしてはシリアスになりすぎたので、それ以降は原点に返って、軽いノリで動きの早い作品が続いている。しかし「野原家」という、埼玉県の平凡な一家族をストーリーの中心に置く限り、家族全員宇宙飛行士などの設定でファンタジーを作るのは無理があるので、どうしても長編作品では、家族がパラレルワールドに迷い込んでしまう、というタイプの話になりがちで、今回も例外ではない。しかしそのあたりのマンネリはそれほど気にせずに、映像表現を楽しめる作品に仕上がっている。

唯一不安だったのが、今回の作品で初めて長時間の 3D-CG が導入されるということだったが、それは異次元空間での戦闘シーンに限られるので、作品全体をアンバランスにすることはなかった。間違っても春日部の市街地を、幼稚園バスが走行するシーンを CG などで作らないで欲しい。劇場版名探偵コナンの毎回の 3D-CG には辟易しているのだ。ペンで縁取りしたアニメの3頭身キャラと、高度にテクスチャマッピングされた CG は、絶対にマッチングしない。

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2007年9月 5日 (水)

正義のセールスマン

前回のブログの「スーパーデリシャス」という単語で検索して、誰かがこのページにたどり着いたらどうしようと、ふと思ったわけです。

「あの人の名前がどうしても思い出せない、"スーパーデリシャス..."までしか思い出せない。とりあえずこれで検索してみよう。」と、期待を込めて検索した結果、ドクターペッパーなんて出てきた日には、きっとその人、がっかりするだろうなと。

だからちゃんと教えてあげましょう。あの人の名前は「スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアキッド28号」です。

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2006年11月21日 (火)

トゥモロー・ワールド

映画「トゥモロー・ワールド」を観てきた。人類に子どもが生まれなくなってしまった西暦2027年を舞台にした、近未来 SF である。

この映画が公開されていることは、数日前に TVCF で偶然に知ったのだが、詳しい内容は何も知らずに観に行った。実はこの、「子供が生まれなくなってしまう」というのは、30年ほど前、私が高校時代に、所属していた文芸部の作品集に載せた短編のテーマなのである。

あの頃、先進国だけとはいえ、まさか自分が生きているうちに、人口減少や高齢化などという問題が起きようとは、思ってもみなかった。しかし、今になって、社会問題や、こういう映画を観るたびに、我ながらなかなかいいところに目をつけていたなとは思う。

この映画では、なぜ人類に子供が生まれなくなってしまったかは解き明かされていないが(主題はそこではないので)、環境汚染とか、遺伝子操作の弊害とかがあげられている。そういうテーマの SF モノは幾多あるが、その原因解明については、30年前に私が書いた小説が一番面白いと思っている。今は個人が自分の小説作品を、Web 上で公開できるので、当時の作品を、いくつかテキストデータにして、ホームページで公開してみようか。

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2006年6月18日 (日)

テッカマンはなぜ強いか

Yahoo! 動画で無料配信されている「宇宙の騎士テッカマン」を、ようやく全話見た。「新造人間キャシャーン」、「破裏拳ポリマー」に続く、タツノコプロのアクションヒーロー第3弾である。私が中学生のときに放送されていた番組だが、今までほとんど再放送されたことも無く、なかなか全体のストーリーがつかめなかったのだ。

今回最終回まで続けて見て、ひとつの大きな謎が解けた。すなわちなぜテッカマンはあれほど強いかということである。地球の科学力はワルダスターに遠く及ばないという設定なのに、そのワルダスターの侵略兵器が、毎回テッカマンにことごとく全滅させられるのだ。

最終話で地球の基地に潜入した宇宙人たちの前にテッカマンが現れて阻止するシーンがあるのだが、テッカマンが歩くと床が軋み、階段が撓る。そして立ちはだかる宇宙人たちの前にテッカマンがテックランサーを投げると、テックランサーにまとめて下敷きになった宇宙人たちは、いくらもがいても起き上がれない。つまりテックランサー1本にしても、恐ろしく重いということである。数人の宇宙人を押しつぶしたテックランサーの重さは、仮に宇宙人が人間と同等な体力だったとして、500kgほどはあるだろう。それを軽々と振り回すテッカマンの体重は、おそらく数トンになるのではないか。

それに対し、高度な科学力を持ったワルダスターの兵器は、機動性を重視するあまり、非常に軽量化されていたのではないかと考えられる。地球周辺で迎撃をすることだけが目的のテッカマンに対し、深宇宙から地球侵略のためにやってきたワルダスターでは、そもそも兵器に対する設計思想がまったく違っていて当然である。しかし宇宙空間での接近戦となると、これはもう自重の違いが勝敗を決めると言っていい。テックウィンで縛り上げられ、振り回されたら、単純な質量双極子である。軽いほうはひとたまりもない。

結論、テッカマンの強さの秘密は、テッカマンの重さにある。テッカマンは非常に重い。

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