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2018年5月18日 (金)

大須で買い物

2018051801 数年ぶりに大須商店街に行った。自作パソコンに凝り始めた1990年頃から10年間くらいは少なくとも月に1度は通っていたし、名古屋まで定期券で通勤していた時にはほぼ毎週のように行っていた。1990年代の後半には秋葉原の多くのショップも大須に出店し、パソコンに関してはなんでも揃うようになったのだ。
2018051802 しかしパソコンパーツが近所の大型電気店で買えるようになってからは、よほど特殊なものでない限り大須まで来る必要はなくなってしまったし、Amazon で日常的に買い物をするようになってからは、なんでも自宅で買えるようになってしまった。やがて大須のパソコン店も少しずつ減っていき、今ではすっかりファッションとグルメの街になってしまったが、この雑多な空気だけは相変わらずだ。
2018051803 取り敢えず遅い昼食を食べに、バーガーキングへ。ここは名古屋2店舗目であるが、私がバーガーキングに来たのは、25年ぶりくらいである。ワッパーのような体形の店員さんがいて、ワッパーのような体形の外国人客が次々入ってくる。マクドナルドはすっかり日本のレストランだが、ここはまだまだアメリカの空気が漂っている。
2018051804 前回バーガーキングに来たのは、一度日本から撤退する前、東京に出張に行った時に食べたのだが、その時はあまり空腹でなかったので、名物の巨大ハンバーガー「ワッパー」は食べていない。そこで今回はもちろんワッパーセットを注文。このトマトの輪切りが普通サイズであるから、いかに大きなハンバーガーかわかるだろう。レタスやオニオンもたっぷり入って、本当においしい。やはりハンバーガーはソースの味付けで食べるものではなく、肉と野菜のバランスで食べるものだと思わせるメニューだ。
2018051805 さて、大須に何を買いに行ったかと言うと、これも7年ぶりに新調する PC ケース。もちろん Amazon でも買えるのだが、こればかりは実際に触って、内部のレイアウト等を確かめてみないと、自分の使用目的に合うかどうかわからないのだ。今回はドスパラオリジナルのミドルタワータイプ。実は近いうちにデスクトップ機を更新しようと思っていて、パーツ構成はほぼ決めてあるので、あとはケースを選ぶだけとなっていた。ケースなら早めに買っても値落ちはしないし、買ったまま放置しておいても、初期不良が後から発覚する可能性もないので、あとはゆっくり他のパーツをそろえることにする。

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2018年5月15日 (火)

ハモンドオルガン B-3 の後継機について

4月4日に浜松の楽器博物館に行ったときのブログに書いたが、ハモンドオルガン B-3 とその後継について、自分でも記憶が定かでない部分があったので、覚書のためにここに整理しておく。なお、画像は拾いもの。できる限りカタログやメーカ公式のものをピックアップしたが、一部個人のものを拝借した。
ハモンド B-3 と言えば、トーンホイール型の代表作で、1950年代から1975年まで生産された。トーンホイール型電気オルガンの製造コストは非常に高く、大きく重く、メンテナンスが大変なので、ハモンドも小型のモデルから次第に電子化されていき、B-3 が最後のトーンホイールオルガンになったのだが、ミュージシャンの多くはその後の電子オルガンの音に満足できず、トーンホイールオルガンを使い続けた。
2018051501 そしてハモンドが B-3 にとって代わるべく、完全に電子化された B-3 スタイルのオルガンとして1976年に発売したのが、B-3000 である。もちろんアナログ発信回路を用いたもので、エレクトーンやビクトロンなどと原理は同じ。ただし操作はドローバーによる正弦波合成方式で、B-3 などと全く同じである。ちょうど私がオルガンに興味を持った、高校、大学時代のものであり、実物の B-3000 は一度だけ音を出してみたことがある(弾いたというレベルではない)。当時は B-3 や C-3 の生の音を聞いたことがなかったので、これでもずいぶん感動したものだが、やはりプロのミュージシャンは納得しなかったようだ。因みにデザインは B-3 によく似ているが、B-3 の4本の足が、ネコの後ろ足のようなしなやかなふくらみを持った形なのに対し、B-3000 は古代ギリシャ建築のエンタシスのような(ただし中央が膨らんではいない)円筒形で、上下に金の環がついている。
2018051502 ハモンドオルガンの製造が、日本の鈴木楽器に移管されてから発売されたのが、初のデジタルサンプリングオルガンとなる、MIDI 対応の Super B である。実はこのハモンドに関しては私も実物を見た記憶がなく、どれくらいの台数が製造されたのかもよくわからない。初のデジタルハモンドと言うと、私が持っている XB-2 だと思われがちだが、それより数年前に、この Super B が発売されていた。しかしこの時まだハモンドとレスリーの商標を鈴木楽器は取得していなかったので、あくまで鈴木楽器が製造してハモンドに OEM 提供したものである。Super B の残念なところは、ドローバーが上下鍵盤1組ずつしかないので、演奏中に使っていない方のドローバーのセッティングを変えておき、プリセットキーを切り替えて、瞬時に音色を変える、といった演奏ができない。Super B の4本の足は断面が4分の1扇形で、オルガン本体の外装に合わせて、曲面が外を向き、内側が直角になっている。
2018051503 1991年に鈴木楽器がハモンドとレスリーの商標を取得し、正式にハモンドスズキというブランドになって、最初に発売されたのが、B-3 のトーンホイールを1枚づつサンプリングして常時発音させる「デジタルトーンホイール方式」の XB-2 である、XB-2 は1段鍵盤のコンボオルガンであるが、この XB-2 を2段鍵盤にして、B-3 的な演奏を可能にしたのが、XB-5 だ。ただし XB-5 は B-3 の後継という位置づけではなく、あくまで2段のコンボオルガンである。しかし専用のスタンドやペダル鍵盤と組み合わせると、B-3 っぽい雰囲気にはなる。
2018051504 XB-5 の発売から数年後、上下二組のドローバーを備え、白黒反転のプリセット鍵盤を持ち、B-3 と同じデザインの、曲線的な足を持ったデジタルトーンホイールオルガンが XB-3 である。ここにきてようやく B-3 を、音質面でも操作性でも代替できるオルガンが発売されたと言えよう。レスリーシミュレータを内蔵した XB-5 に対し、専用のレスリーと組み合わせて使用することを前提とした XB-3 には、レスリーシミュレータは内蔵されていない。つまり XB-3 は、コンボオルガンではないのだ。
2018051505 そしてついに究極の B-3 として2002年に発売されたのが、その名も New B-3 である。デザインはもちろんだが、多列接点の鍵盤が、それぞれのドローバーの音程を「電気的に」鳴らす、というオリジナルの B-3 の構造をそのまま再現している。つまり音源がデジタル化された以外は、ほとんどオルガンの構造が先祖返りしてしまったのである。もちろん製造もメンテナンスも電子楽器としては非常に手間がかかるだろうが、鈴木楽器はあえてオリジナルの B-3 の音を再現するために、苦難の道を選んだと言えよう。
2018051506 New B-3 は5年後の2008年に、さらに改良され、New B-3 mk2 として登場した。この楽器のすごいところは、New B-3 にいろんな機能や豊富な音色を追加したというのではない。New B-3 よりさらに、オリジナルの1975年以前の B-3 に近づけたということである。ハモンドスズキにとって、新製品の開発というのは常にオリジナルのトーンホイールオルガンの音と操作性を、信頼性の高いデジタル回路で再現すると言うことなのだ。そこが他の電子楽器メーカとは全く違う、世界唯一のメーカである。
ハモンドスズキが発足してからすでに25年以上が経過しているが、この間に生産されたハモンドオルガンは、どれも非常に品質が高く、発売から10年以上経過しても、しっかりメンテナンスしてくれる。私も XB-2 を、直接鈴木楽器の本社に持ち込んで修理してもらったが、社長自らとても丁寧な対応していただき、実に楽器を愛している人だなあと感じた。これからは日本の伝統楽器として、ハモンドオルガンサウンドを引き継いでくれるだろう。

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2018年5月14日 (月)

ドルチェ・グストの秘密に迫る

2018051401 手軽にエスプレッソ抽出のコーヒーが飲める人気のネスカフェ、ドルチェ・グスト。この秘密は明らかに1個60円ほどする、カプセルにあるので、改めて分解してみることにした。まずは使い終わったカプセルのシールを切り離すと、コーヒー豆が透明の穴あきフィルムで分離されている。つまりマシンのノズルから噴出した高圧の熱湯は、いったんこの空間に充てんされ、均等にコーヒー豆に浸透するようだ。このフィルムがなければ、高圧の熱湯がコーヒーの一部を貫通してあっという間に流れ出てしまうだろう。
2018051402 透明フィルムを切り離すと、細挽きのコーヒー豆がびっしりと詰まっている。この状態でカプセルをさかさまにして、トントンと叩いたくらいでは、豆が出てこないくらい、しっかりと詰まっているのだ。マシンから取り出した直後のカプセルを、指で押してみると、熱湯注入ノズルの穴からはフィルムの上にたまったお湯が飛び出すのに(危険です)、カプセルの底からはほとんどお湯が出てこない。穴から息を吹き込んでも底からお湯は出てこないので、このカプセルの内部はかなり高圧を維持できると思われる。
2018051403 中のコーヒー豆を掻き出すと底のフィルタが現れるが、この時たまった水がカプセルの底の穴から漏れ出した。つまりそれくらいしっかり豆が充てんされているということだ。底のフィルタは2重になっていて、アルミの穴あきのフィルタの下に、プラスチックのトゲトゲのフィルタ。トゲトゲの部分に穴は開いておらず、アルミのフィルタとトゲトゲのフィルタの隙間の空間に、抽出されたコーヒー液が溜まる。
2018051404 そして一番下のプラスチックのフィルタを取り出したものがこれ。円盤部に穴は開いておらず、周りのギザギザの隙間から、抽出したコーヒーが押し出される。この複雑な構造によって、ノズルから出た高圧のお湯の圧力が簡単に抜けることなく、びっしり詰まったコーヒー豆から成分を抽出するのだ。重力に頼ったドリップ式では、抽出に3分ほどかかるが、マシン内のポンプによって、15気圧もの圧力をカプセルの上部からかけられるため、1分ほどで抽出が終わる。
2018051405 プラスチックのフィルタの裏側もかなり複雑で、周囲から中央に向かう迷路のような構造になっている。しっかり詰まった豆から、アルミのフィルタ、そしてプラスチックのフィルタの周囲のギザギザと、最後の迷路までの順路で、かなりの圧力損失が発生するので、こんな小さなカプセルでも高圧抽出が可能なのだろう。ネットでは、コーヒー豆を詰めて再利用できるドルチェ・グストの互換カプセルが出回っているようだが、単純に豆を詰めるだけのカプセルでは、絶対にエスプレッソ抽出はできない。かといって、複雑なフィルタを使ったら、後始末が大変だ。これはやはり抽出に必要な機器の一部を使い捨てにできるからこそ、簡単にエスプレッソが淹れられるという利便性をとって、1杯60円と言う、やや高い値段は納得しるしかないだろう。

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