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2012年2月 3日 (金)

UHS-I の SDHC カード

Nikon D7000 を半年間使ってみて、やはりこれは D300 の置き換えにはなり得ないと判断した。巷ではほぼすべてのスペックで D300s を上回っている D7000 があるのだから、もう D300s の後継機は発売されないのではないか、との噂もあったが、ここにきてようやく D400 とも D9000 ともいわれる、新たな DX フォーマットの上位機種に関する情報も漏れだしてきている。タイの洪水で、ニコンやソニーのデジタルカメラの新製品発売が、大幅に遅延しているが、まもなく D4 のオートフォーカスモジュールや、測光回路を流用した、D300s の後継機が発表されるだろう。

D7000 の何が不足かというと、まずはシャッターのレスポンスである。精密な測定をしたわけではないので、数値的には比較できないが、レリーズした瞬間のレスポンスは、明らかに D300 とは違う。人間の反射神経に、まるで追いつかない感じなのだ。それに加えて、オートフォーカスの速度が、決定的に不足している。こちらに向かって走ってくるネコを、正面から捉えるようなシーンでは、D7000 は、ほとんど使い物にならない。そしてさらに決定的なのが、バッファメモリの不足である。D200 でも D300 でも、RAW + JPEG で20枚ほど連続で撮影できたから、私の使い方では、今までバッファフルを経験したことがなかったのだが、わずか9枚しか撮影できない D7000 では、いいリズムで撮影していると(決して連写モードでシャッター押しっぱなしではない)、ここぞという時にバッファフルになり、撮影が中断してしまうのだ。この感覚は、まさに D70 を使っていた時のもの。やはり D7000 は、D70 から続く、ミドルレンジのカメラでしかない。

2012020301というわけで、D7000 を使っていて、最もストレスのたまるバッファフルを、少しでも解消するために、値崩れしてきたサンディスクの Extreme UHS-I を導入することにした。当初は 8GB のものを購入する予定だったのだが、Amazon のマーケットプレイス最安値で、8GB のものが1,500円前後であるのに対し、16GB のものが 2,200円ほどで買えてしまったので、こちらを選ぶことにした。容量に余裕があれば、ビデオ撮影も楽しめるだろう。

商品が届いたので、簡単に性能測定してみる。まずは連続撮影枚数だが、以前購入した、TDK の Class10 のカードが9コマ。このカードでは10コマ。つまり、9コマ撮影中に、1コマ分のメモリが解放されるということだ。この差は小さいが、バッファフルになった後の差が歴然としている。次のテストは、30秒間シャッターを押しっぱなしにして、何コマ撮れるかのテスト。最初の9コマないし10コマは、連続で撮影できる。そこでバッファフルになると、撮影が止まり、バッファが1コマ分解放されるごとに1コマ撮れることになる。実際には D7000 のバッファ処理アルゴリズムは、2コマ分ずつ処理するようで、バッファフルになって以降は、数秒待っては2コマ連続で撮れる。この結果、TDK のカードは30秒で19コマ。本カードはなんと47コマ撮れることが分かった。

バッファフル後の動作を見ていると、TDK のカードは5~6秒待っては2コマ撮れる。しかしこのカードでは、1.5秒待っては2コマ撮れる感じだ。これならなんとか撮影のリズムを崩さずに撮り続けられる。もちろんバッファが完全に解放されるまでの時間も、大量の撮影画像を消去する時間も、半分以下だ。

今後も水族館のイルカショーや、航空祭などを撮るときには、迷わず D300 を持っていくだろうが、これで D7000 を日常的にメインカメラとして使うことをためらわずに済む。

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コメント

内藤さん
ごぶさたですhappy01!!

一眼レフのことはよくわからないんだけど
内藤さんのこのお話で、ちょっとわかった気がします
機種でもカードでもそんなに違うんですね~
勉強になりましたっ 

投稿: ゆりあ | 2012年2月 4日 (土) 08時51分

ゆりあ さん

一眼レフかどうかは問題じゃないのだけど、撮影したデータを、メモリカードに書き込むために時間が長ければ、次の撮影まで待たされることになります。だから、メモリカードは高速な読み書きができるものが使いやすいのですが、コンパクトカメラでは、そもそもカメラ自体の書き込み性能がそれほど早くないので、あまりカードの種類に気を使う必要はないでしょうね。

投稿: 内藤敦司 | 2012年2月 4日 (土) 23時09分

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