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2010年9月21日 (火)

D7000 に触れてみた

201009210110月末に発売予定の D7000。今日、名古屋のニコンサービスセンターで、実機を触ってきた。カタログスペックを基にしたインプレッションなら、あちこちに書かれているので、とりあえず、私が触った印象を。

大きさや重さは D90 とほとんど同じ。トップとバックのカバーはマグネシウム合金らしいが、D200 や D300 ほどの剛性感は感じられなかった。もちろん D2、D3 クラスはまたさらに硬い感じだが。

シャッターの感触は、カタログスペックは D300 と変わらないのに、実際に撮影してみると、ほとんど D90 である。このあたりも、やはりカメラの格が違うというところか。もちろんシャッターの感触でいい写真が撮れるわけではないので、カメラを触るのが趣味、と言う人でない限り、撮影の幅は D90 をはるかに超えて、D300 並に広がることだろう。

いちばん驚いたのは、やはりライブビュー関係である。コントラスト AF が恐ろしく早い。なぜ位相差 AF に最適化された、AF レンズを使って、カメラ側のソフトウェア制御だけで、こんな高速動作ができるのか不思議でならないが、とにかく、実用上まったく不足のない速度だと言える。そして今回、レリーズシーケンスが改良され、ライブビューでレリーズしても、ミラーがアップダウンすることなく、ワンストロークで撮影できるようになった。

もちろんライブビュー撮影の性能だけを追求するなら、一眼レフである必要はまったくないわけだが、このカメラのレスポンスを見る限り、マイクロフォーサーズの、一眼レフに対する性能上のアドバンテージは、それほどあるとは思えない。少なくとも一眼レフで、ミラーレス機と同等の使い勝手は実現しているし、ミラーレス機では、どうやっても一眼レフの代わりはできないからだ。

10年以上先を見たら、ミラーレス機の可能性は否定できないが、現時点ではやはり一眼レフこそカメラの究極の形式だと言わざるを得ない。そしてもちろん、ミラーレス機で今後導入される技術の殆どは、一眼レフのライブビュー撮影にそのまま応用できるわけであるから、ミラーレス機が一眼レフと同等になることはあっても、追い抜くことは難しいのではないかという気がする。

いずれにしても、こんなに小さなボディの中に、よくこれだけの機能と性能を収められたものだ。私が初めて手にしたデジタル一眼レフから、まだ6年しかたっていないのに、もはや別次元のカメラである。

2010092102日中は真夏のような暑さの名古屋市内。1か月前に名古屋に行ったときに比べて、外にいるだけで、気絶するほどの暑さということはなくなったが、普通の猛暑である。しばらく歩くごとに、ペットボトル1本分の水が必要になる。秋分の日を過ぎても、しばらくこの暑さが続きそうだ。

 

2010092103なぜかオフィスビルの前に白馬が。最近、日本の都市にもこういうちょっとした遊び心ができてきて、写真を撮るのが楽しくなる。

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コメント

難しいことはよくわかりませんが
ほんとうにデジタルカメラの進歩は
すごいですね
内藤さんのおかげでずいぶん勉強になります
ありがとうございます!

投稿: ゆりあ | 2010年9月22日 (水) 22時39分

ゆりあ さん

ニコンは最近すごく元気が良くて、この D7000 の前の機種の D90 は、超ベストセラーだったらしいです。
その D90 と同じ大きさで、ここまで機能を凝縮したこのカメラは、歴代ニコンの全製品の中でも、トップクラスの売り上げになると予想します。

まあ、私はこれは買わないですけどね。

投稿: 内藤敦司 | 2010年9月23日 (木) 01時53分

今春、買ったD5000ダブルズームキット
内藤さんのアドバイスのおかげで、良い機種に出会えたと、今更ながら感謝しています
まだまだ使いこなしていませんが少しずつ覚えて行きますね
D7000ですか!
ピントがすぐに合うってことですか
子どもや動物を撮るのに良いですね

投稿: ☆ジーナ☆ | 2010年9月28日 (火) 23時44分

☆ジーナ☆ さん

D3100 が D3000 とほとんど同じ筐体。D7000 が、D90 とほとんど同じ筐体で、コンサバティブなカメラとして発売されたので、ニコンとしてはバリアングル液晶モニタを装備したカメラは、D5000(と、将来の後継機種)だけにするつもりのようですね。
つまり D5000 には、未だ代わりになるカメラがないわけで、これからもどんどん使い込んでもらいたいです。

D7000 は、確かにライブビューでピントが合うスピードは速いですが、本来ライブビューでは、激しく動くものは撮らないので、実用上は、あまり変わらないのかもしれません。

投稿: 内藤敦司 | 2010年9月29日 (水) 01時36分

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