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2009年4月10日 (金)

完全収差補正のカメラが欲しい

2009041001デジタル写真の加工で、私が最も重宝しているのが、パノラマ合成である。こればかりは銀塩写真で処理するのは非常に難しい。最近では、撮影時にカメラをパン(左右首振り)させるだけでパノラマ合成できるカメラも発売されたが、繰り返しパターンのような画像の場合、カメラのデータ処理がどこまで正確に判別できるか興味がある。

この写真は3枚の画像を合成して、120度ほどの画角を得ているが、実はここまで空の階調を合わせるのに、パノラマ合成以前の段階でかなり苦労した。

パノラマ合成の元データを撮影するのに、まず露出とフォーカスを固定するのは常識だが、それだけでは滑らかに繋がる元データは作れない。レンズの色収差や、周辺減光、場合によっては歪曲などが問題になって、繋ぎ目が隠せなくなってしまう。

今回の場合は、空が晴れ渡っていたせいもあって、特に周辺減光が問題となった。どうしても写真の四隅が暗くなってしまい、それを繋ぐと、空の色が波打つように明るくなったり暗くなったりしてしまう。そこでまず中央の1枚の写真の周辺減光補正を行い、その写真にあわせて、両脇の2枚の写真も、空の色が同じになるように、周辺減光補正と露出の微調整を行った。

フィルムカメラ時代には、周辺減光や色収差、歪曲などは、レンズの味として楽しむ人もいただろうが、少なくとも情報の記録という意味では、これらの収差など、ない方がいいに決まっている。レンズ固定式のデジタルカメラの場合、レンズ固有の収差情報をプログラムしておき、撮影時に完全に収差補正を行うようなカメラが、そろそろ発売されてもいいような気がする。

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コメント

素晴らしい風景ですね
内藤さんの技術があるからこそなんでしょうが
カメラもそうやって、愉しんでくれる人がいて
幸せですね

投稿: ゆりあ | 2009年4月12日 (日) 08時17分

こういう写真て、なかなか見たときの感動が伝わりにくいです。
ただ撮っただけでは表現しきれない部分を、加工技術で補うのも、必要なことかなと思いますね。

投稿: 内藤敦司 | 2009年4月12日 (日) 08時55分

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