ISDN ルータ逝く
奥さんが「電話が繋がらない」と言い出した。TA に接続された電話機とファックス複合機の両方とも、受話器を上げてもトーンが聞こえない。明らかに TA か DSU の故障だ。
我が家の ISDN は、DSU、TA、ルータ一体型の NEC COMSTARZ NEO という機種を中継して、アナログポートに電話機を繋いでいる。試しに普段使っていないイーサネットコネクタにノートパソコンを繋いでダイヤルアップしてみると、ちゃんとインターネットにルーティングしてくれる。どうやらアナログポートが故障したらしい。
我が家には3つの電話番号がある。1つはアナログ電話回線で、母親専用の電話と ADSL に使用し、ISDN は iナンバー(ISDN 基本インタフェースの 2ch をそれぞれ別の電話番号で登録するサービス)を利用して、1ch は我々夫婦の電話に、もう 1ch は、会社事務所用のファックス複合機に使用しているのだ。
さらにこの ISDN にはもうひとつ重要な役割があって、ADSL の障害時に、家庭内ネットワークの WAN - LAN ルーティングを、ADSL から ISDN に切り替えることによって、不稼働時間なしで、インターネット接続できるように、バックアップ回線として待機させているのだ。そのために両方のルータの LAN 側 IP アドレス(PC から見たらデフォルトゲートウェイ)を同じものにして、ISDN ルータの イーサネットコネクタを、通常はハブからはずしてある。ADSL 障害時には、ADSL ルータのイーサネットコネクタをはずして、ISDN ルータのコネクタを接続するだけでいい。ルーティングプロトコルを使わなくても、瞬時に回避ルートが収束する。
というわけで、この ISDN ルータが故障すると、電話がまったく使い物にならないので、我が家は世間から孤立状態である。そこでこういうこともあろうかと、以前全く同じ機種をハードオフで見つけた時に購入しておいたのだ。いつ故障してもすぐに交換できるように、IP アドレスやダイヤルアップの設定はすべて同じにしておいたので、故障したルータを取り外して、新しい(古い?)ものに取り替えるだけで、電話は復旧した。
コンピュータ技術者たるもの、常に「機械は絶対に故障する」という真理のもとに、確実な回避策を用意しておかねばならないのだ。
さて、予備の ISDN ルータを使ってしまったので、出来るだけ早く新しい予備の ISDN ルータを用意しなければならない。
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