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2008年9月25日 (木)

引き続き D300 テスト

2008092501引き続き D300 のテスト。アクティブ D-ライティングを「弱」に設定しておくと、あまり極端な補正をしないし、ダイナミックレンジを実にうまく使ってくれるので、あとからトーンカーブの補正がほとんど要らない。もし自分の意図しない補正をされてしまっていれば、現像時に「しない」に設定すればいいので、「弱」をデフォルトにすることに決定。アクティブ D-ライティングを設定すると、連写枚数が減るが、RAW+JPEG で撮る場合、15枚が12枚になるだけなので、私の場合実質的に影響はない。

3日間使ってみて、D200 との最大の違いは、やはり省電力だろう。厳密なテストをしたわけではないが、バッテリーが3倍は持つ感じだ。

以前雑誌のインタビューで、ニコンの技術者が、「D200 でできることはすべてやった。それでも使ってもらっているうちに色々と要求が出てくるので、D300 ではこういう問題をひとつひとつ潰していった。」と言っていたのを思い出した。画質面では D200 より前の機種と D200 以降の機種では大きな違いがあり、際立っているのが、私が先日テストしたとおり、ダイナミックレンジの広さだろう。加えてカメラの電子回路やメカニズムのレスポンスに関しても、D200 はフィルムカメラの高級機並のスピードを実現した。そういう意味では D300 はそれらすべてを、さらに細かくチューニングしたというレベルにとどまっており、出てくる写真に大きな変化があるわけではない。キヤノンも EOS30D である程度の完成の域に達し、40D、50D では全体にチューニングして、レベルアップしたという印象がある。やはりこのクラスのデジタル一眼レフは、現時点で一応の完成を見たといえるだろう。

さて、それでは各メーカから、これから発売されるミドルレンジのデジタル一眼レフは、どこに新規性を持たせていくのだろうか。少しずつの高画素化、高感度化、高ダイナミックレンジ化、それらは間違いなく進歩するだろう。しかし進歩のスピードは確実に遅くなる。それではますます早くなる商品サイクルに対応できないから、やはり商業的なブレイクスルーが必要となろう。それが動画なのかというと、それはちょっと違うような気がする。と言うより、ライブビューを実装したカメラに動画機能の載せるというのは、もうお約束であり、2年後には動画の撮れない一眼レフなど市場に存在しないだろう。

では、フルサイズと呼ばれる、35mmライカ判フォーマットの、大型撮像素子かというと、これは明らかにメーカの望まざる方向だ。なぜなら動画機能などと違って、撮像素子の大型化は、開発費以上に1台あたりの製造コストに影響するので、薄利多売による利益追求型の、普及品には向かない戦略だ。

そうなるとやはり高度なソフトウェアによる画像処理という方向だろうか。確かにアクティブ D-ライティングに代表されるこれらの技術は、まだまだ発展途上で、限りない可能性を持ってはいる。しかしそれをユーザに必要だと思わせるためには、今まで通りのカメラの売り方をしていてはだめだ。我々顧客自身が、もはや次のカメラに望むものを、明確に描ききれないところまで来ているのだから。

写真は我が家の長女ネコ雅子。もう14歳になるので、時々病院のお世話になっている。最近残尿感があって、トイレに入りっぱなしだったので、膀胱炎の可能性が高いということで、注射をして薬をもらってきた。先生の診断が正しかったらしく、今はすっかり元気である。

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