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2008年8月23日 (土)

D200 ノイズ処理

3日前から1日1度は雨が降り、気温がどんどん下がっており、明け方になると寒さすら感じるようになった。もちろんパジャマも着ないで寝ている私がいけないのだが、4日前まではそれでも一晩中暑かったのだ。つまり下着だけで寝ていてちょうど気持ちいい季節が1日しかなかったのである。

今日は午前中は雨で、午後からも、いつ降るかわからないような雲行きだったので、部屋にこもって暗室作業である。もちろん酢酸の臭いに耐えながら、赤電球の下でちゃぷちゃぷやるのではなく、パソコンのディスプレイに向かって、RAW データの現像処理だ。

ニコンの RAW 現像ソフトが CaptureNX2 になって、操作性もかなり向上し、不具合もいくつか解消された。そこで久しぶりに現像処理の手順を見直し、新しいバッチプログラムを作ることにしたのだ。特に今回は高感度撮影時における、ノイズリダクションの最適値を探ってみた。

ブログや雑誌などで、カメラの高感度ノイズに関する比較記事は多く見かけるが、撮影条件が JPEG のデフォルトだったりして、自分の利用目的に合わない。もちろん撮影や現像の条件が変われば、機種の評価も全く変わってしまうので、やはり自分のスタイルで現像したときの最適値を見つけるしかない。

私の場合、基本的に撮影はすべて RAW + JPEG で行い、JPEG で選別した後、対応する RAW データを現像して、その現像後の JPEG と、元データの RAW を保存する。ホームページやブログの素材などは、この現像後の JPEG を必要に応じて、トリミング、リサイズして用いる。したがって、RAW からどれだけの品質の JPEG 画像が得られるかが重要なのである。だから RAW にある程度の高感度ノイズが含まれていたとしても、CaptureNX2 で処理できるものなら問題はない。

今回は D200 で、絞りを固定し、ISO 感度を段階的に変えて撮影し、得られた RAW データを、CaptureNX2 のノイズリダクションのパラメタを変えながら、なるべくディテールを失わない範囲で、ノイズが目立たなくなる値をさがした。

2008082301これが ISO 100 で撮影した、基本の写真。ホワイトバランスは蛍光灯固定、撮影後ピクチャーコントロールのニュートラルを適用。ここまでは以下のすべてのコマで共通である。このコマはそれをそのままリサイズした。次の比較写真は、感度にあわせて最適なノイズリダクションを施した後、画像を50%に縮小し、同じ部分を切り出した。等倍で表示するよりも、ある程度縮小した方が、ディスプレイ鑑賞や印刷に近い条件で比較できるからである。

2008082302ISO 100

ノイズリダクションなし

基本感度で使う限り、もはやどのデジタル一眼レフも、画質に差はないといえるだろう。

2008082303ISO 200

ノイズリダクションあり

暗部にほんのわずかにノイズが見られるが、現像処理時間を考慮したら、ノイズリダクションは必要ないだろう。

2008082304ISO 400

ノイズリダクションあり

私は撮影枚数がそれほど多くないので、現像処理時間が多少長くなっても、ISO 400 以上はノイズリダクションをかけるつもりである。

2008082305ISO 800

ノイズリダクションあり

ここまでならノイズリダクションを適用しても、ディテールの消失はほとんど感じないので、積極的に使える。

2008082306ISO 1600

ノイズリダクションあり

ノイズリダクションによって、ややシャープネスが低くなるので、シャープネスを少し強くした。しかし毛の質感はしっかり残っている。

2008082307Hi 1(ISO 3200 相当)

ノイズリダクションあり

さらにシャープネスを強めたが、さすがにディテールが消失し、ぬいぐるみの質感がなくなっている。

以上の結果から判断すると、撮影後の現像処理を適切に行えば、ISO 1600 まで、躊躇なく使えるだろうということだ。光量の足りないところで、我が家のネコや、野良ネコを撮るのが目的なので、ノイズリダクションの量と、シャープネスの賭け具合が非常に難しいのだが(毛の質感が失われてしまうと、水彩画のようになってしまう)、今回最適値を見つけて、バッチプログラムを作ったので、これからは感度に応じてバッチ処理を行うだけでいい。

一般に新しいカメラほど高感度特性が良いとされているが、実はハードウェア的な差はごくわずかで、画像処理の最適化がより進んで、ノイズの少ない JPEG 画像が出力できるようになった、というのが真相ではないだろうか。もちろん、RAW データでの特性も向上してはいるだろうが、撮影後の処理は、まだまだ改善の余地があるような気がする。

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コメント

んーーーー難しいことなさってるのねん。
自分には理解不能だけど
綺麗に見えるにはどうしたらいいかってことなのかな?^^;
違ってたらごめんなさい。

にしてもこのぬいぐるみの所有者は誰?
奥様?それとも・・・^^

投稿: 松雪 | 2008年8月23日 (土) 23時19分

フラッシュを使えば猫は逃げるし、あまり長い間じっとしていてはくれないし、日中の炎天下では、ネコの瞳が細長くなってしまうので日陰や室内で撮りたい。というわけで、ネコを撮るには、ある程度高感度なカメラが必要なのです。
でも感度を上げるとフィルムの場合は粒子が荒れ、デジタルの場合はノイズが多くなります。
まあ、そこをどうバランスよく処理するかということですね。

ホンモノのネコでテスト撮影したいのですが、同じポーズで何枚も撮らせてはくれないので、ぬいぐるみはネコの代わりです。
もちろん私のぬいぐるみですよ。もらい物や買ったものを含めて、チャーミーのぬいぐるみは5匹あります。もちろん撮影用のオブジェクトですってば。

投稿: 内藤敦司 | 2008年8月23日 (土) 23時29分

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