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2008年3月27日 (木)

カスタムピクチャコントロール

前回に引き続き、ニコンの画像処理ピクチャコントロールについて。オリジナルのピクチャコントロールがどうにもしっくり来ないので、4か月使い続けて、自分なりに出した回答が、このカスタムピクチャコントロールである。

2008032601まずは D200 で撮影した画像を、そのまま Jpeg に変換したもの。カラーモードは MODE I で、彩度やコントラストは標準のままである。

これはこれで満足できるし、D70 の薄暗く青っぽい絵とは全然違う。

2008032602続いて、ピクチャコントロールの「スタンダード」。D300 や D3 の標準がこれである。中間調から上を見ると、露出が1/3EV以上明るいのに、シャドーはかえって落ちている。つまりコントラストが強すぎるのだ。リボンの部分が色飽和を起こしていて、等倍ではディテールが消失してしまっている。カメラのヒストグラムでは色飽和していないのに、現像すると飽和するのでは、使い物にならない。

2008032603そこで、「スタンダード」に対し、明るさとコントラストを1段ずつ落としたものが、私のカスタムピクチャコントロール「Standard+」である。中間調からハイライトにかけては、D200 の MODE I とほぼ同じだが、シャドー部の落ち込みをやや防いでいる。D-ライティングに似た効果を、不自然にならないように得られる。

2008032604ピクチャコントロールの「ビビッド」。彩度が高く、青がスッキリしているのはいいが、いくらなんでもコントラストが高すぎ。リボンの部分は、赤の色飽和だけでなく、完全に白トビしてしまっているし、シャドー部の落ち込みが激しく、階調が不足している。

2008032605そこでこれも「ビビッド」から、明るさとコントラストを1段落とした、カスタムピクチャコントロール「Vivid+」。明るさが欲しいときには、これをベースに、トーンカーブをやや持ち上げれば、ハイライトを飛ばさずに、明るくできるだろう。

2008032606ピクチャコントロールの「ニュートラル」。さすがにこれは白トビも色飽和もなく、コントラストの強い画像でも、十分階調が出ている。しかし「スタンダード」と使い分けるためには、もう少しフラットにしたい。

2008032607そこで、「ニュートラル」からさらにコントラストを落とした、カスタムピクチャコントロール「Neutral+」。ハイライトを維持したまま、シャドー部の落ち込みを出来る限り押さえたい場合に使う予定である。

2008032608これは「Neutral+」からさらにコントラストを落とした、カスタムピクチャコントロール「WideRange」。カスタムトーンカーブでハイライトとシャドーをそれぞれ 4/256 ポイント落とし、0以下、255以上に隠れていた RAW に含まれるすべてのデータを引き出し、最大の階調を得るための設定。このまま Jpeg 出力するというよりも、後からトーンカーブを調節して、ヒストグラムのどの部分を中間調にするのかを決定するのが目的。ネガを軟調仕上げで現像し、あとから硬調な印画紙でトーンを切り出す暗室処理と同じ手法である。

2008032609これは「Vivid+」の色相を1段ずらして、黄色味を強めた、カスタムピクチャコントロール「AutumnalLeaves」。昨年の秋に紅葉を撮ったとき、「ビビッド」では赤がピンクっぽくなってしまい、不自然な色調だったので、紅葉をオレンジっぽく表現するための設定。パッケージの女性の服の色がより鮮やかなオレンジになっている。

2008032610最後は、高感度撮影用の設定。この写真は ISO1600 で撮影したものを、「Standard+」で現像した画像である。中央部を等倍にして、左下に貼り付けた。縮小した画像でもかなりザラツキが感じられるし、彩度もやや低下している。

2008032611そこで、「Standard+」に対して、やや彩度を高め、CaptureNX のノイズリダクションを強めにかけたバッチ処理用のカスタムコントロール「HighSpeed」。等倍時のカラーノイズがほとんどなくなっているし、彩度も維持され、縮小画像ではザラツキが感じられない。これなら、ISO1600 でも実用になる。

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