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2008年3月15日 (土)

ナノクリスタルコート効果

見事な快晴だったので、早速ナノクリスタルコートの実力テスト。どの写真も絞りを F5.6 に固定して絞り優先オート、フードは付けていない。

2008031501AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

画面の左上に直接太陽が入った、完全な逆光。ピントは神社の屋根にあわせてある。太陽の反対位置には緑のゴーストが発生している。

2008031502AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

そのままカメラの向きを下げて、太陽をフレームアウトさせて1枚。レンズにとっては一番厳しい条件である。さすがに画面全体がフレアっぽくなる。

2008031503Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

ニコンの標準レンズ。ゴーストが激しくピントが合っているはずの神社の屋根の部分は、もう何が何だかわからない。

2008031504Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

画面全体にフレアが出ており、これでは写真として成り立たない。従来のレンズでは撮影をあきらめなければならない状態である。

50mm は、デジタル対応以前の古い設計なので、コーティングのせいだけではないだろうが、この比較を見る限り、もはやこのレンズの出番はないと言っていいだろう。Micro 60mm は開放から2段絞っているのに対し、50mm は開放から4段絞っていることを加味すると、この差は驚きである。

ただし保護フィルタをつけるとナノクリスタルコートの効果は半減する。

2008031505AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED ケンコーMCプロテクタ

50mm ほどではないが、太陽周りのフレアや、画面右下の緑のゴーストがかなり大きくなっている。

2008031506AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED ケンコーMCプロテクタ

レンズ本体に光が入る前に、フィルタですでに破綻している感じだ。フレアに縞が出ているのは、フィルタ内の不均一な屈折や乱反射が原因と考えられる。

結論から言うと、新世代のレンズの性能を活かすには、保護フィルタを使わず、より効果的なフードを常用すべきだということだ。ここまで極端な逆光撮影は滅多にあり得ないので、私の場合、通常は保護フィルタをつけておくが、逆光気味のときは忘れずフィルタをはずすようにするつもりである。

今後はメニスカスガラスを使った、新しいフィルタが発売されるかも。そうなると、レンズの前玉を消耗品と考えた方が安くなりそうだが。

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