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2007年11月15日 (木)

COOLPIX P50

2007111501COOLPIX 4500 を手放したもうひとつの理由がこれ。今年の夏に COOLPIX P50 のスペックが発表され、ニコンのホームページやユーザのブログなどに、サンプルデータが載り始めて、これなら COOLPIX 4500 を置き換えてもいいだろうと判断したから。そして今日、近所のキタムラで買ってきたのである。

私が COOLPIX 4500 の代替機に求めていたものは、テレコンバータなしでもライカ判 30mm 相当の広角撮影ができること、単3電池2本で駆動すること、どんなに出来が悪くても、光学ファインダーが付いていること、COOLPIX 4500 よりは小さく軽いこと、などである。もちろんニコンの製品である必要などまったくない。しかしこんなどこにでもありそうなスペックを、全部網羅しているカメラとなると、今までほとんど存在していなかったのである。辛うじてかなり古いリコーの R1 や R1v が該当するだろうか。しかしあのカメラの画質は COOLPIX 4500 から置き換えるには、ちょっと役不足である。

まず、テレコンバータなしでライカ判 30mm 相当の画角が必要ということ。私は自分の写真をプリントする場合も、ブログや掲示板に貼る場合も、基本は 3:2 の比率としている。これはフィルム時代からのワークフローで、今更変える気はまったくない。つまりコンパクトデジタルで撮影する場合、画面の上下をトリミングすることを前提にフレーミングしているのである。そして 3:2 の比率で撮る写真の、広角端でライカ判 35mm 相当の画角が、自分にとって最低限必要な画角なのである。そうなるとコンパクトデジタルの場合、対角線画角で 35mm 相当ではやや物足りなくなる。COOLPIX P5000 や P5100 にはかなり魅力を感じてはいたが、広角端が 35mm 相当ということで、どうしても購入に踏み切れなかったのだ。

単3電池2本で駆動すること。これは、どうしても希望するカメラがなければはずしてもいい条件だとは思っていたが、やはりメインのカメラではない、気が向いたときのメモ撮り用カメラとしては、連続使用時の電池寿命よりは、自己放電の少なさや、充電管理の手間、それに予備電池を持ち歩かなくてもいいという気軽さは捨てがたい。

光学ファインダーについては、賛否両論ある。視野率 80% 程度で、パララックス補正すらないような光学ファインダーなど、使い物にならないから不要だという意見も多い。しかし私は光学ファインダーを日常的に使おうなどとは全く考えていない。コンパクトデジタルのメリットはやはり液晶モニタを見ながら撮影できることだと思っているからだ。私にとって必要なのは、電池残量警告が表示された後も、液晶モニタをオフにして、とりあえず何枚か撮り続けられる保険としての光学ファインダーなのである。いかなる理由があろうと、撮れないカメラより、撮れるカメラの方が価値があるに決まっている。

最後にもうひとつ重要なのが、プラスチックボディのカメラがいいということ。キヤノンが IXY をヒットさせて以来、少々高価なコンパクトカメラには、アルミやステンレスの外装を使うのが流行である。しかし私にはそれはデメリットとしか思えない。メーカのカタログには「頑丈な金属外装を採用しました」などと書かれているが、それは一体何と比べて頑丈なのだろうか。一般に安価なコンパクトカメラの外装に使われているプラスチックは、ポリカーボネイトや ABS である。それらに比べたらアルミやステンレスははるかに脆弱だ。もちろん COOLPIX 4500 のような、鋳造のアルミやマグネシウムなら、それなりに耐久性もあるだろう。しかし IXY タイプのカメラに使われている金属外装は、プラスチックの表面に、薄い金属プレートを貼り付けただけである。中古カメラを見てみるといい。金属外装のコンパクトカメラは、1年も使われたらエクボだらけのボコボコである。あたりまえのことだが、金属は塑性変形領域は広いが、弾性変形領域はきわめて狭いのだ。カメラの外装に求められるのは、どんなに凹んでも最後まで穴の開かないボディなのか、少々ぶつけたくらいでは凹まないボディなのか。

こうして考えてみると、ズームの広角化は最近の流行だから、まあこれからもより広角側にシフトしたカメラが発売される可能性は高いだろう。しかし電池はどんどん小型化が求められており、単3電池を収めるボディは、どうしても厚くなるので、今後ますます敬遠されるだろうし、光学ファインダーなど、存在すら知らない世代が増えているので、今後も期待できない。金属外装(というより金属表皮)の流行はまだ当分続きそうなので、今回 COOLPIX P50 のようなカメラが発売されたことは、私にとっては奇跡とも思える幸運だったといえるだろう。

テスト撮影でわかったことは、画質も同じピクセルサイズに縮小して比較するなら、COOLPIX 4500 を上回っているということ。もうひとつ期待もしていなかったのだが、このカメラは評価測光とスポット測光を使い分けられるし、再生画面でヒストグラムやハイライトブリンクも表示できるではないか。COOLPIX 4500 でできたことはほぼすべてできるようだ。マニュアル露出はメニューにはあるが、絞りが ND フィルタによる2値選択なので、実質シャッター速度しかコントロールできない。しかしそんなことは問題ではなく、露出が固定できるというのは非常にありがたい。

2007111502本日の最初の1枚がこれ。やっぱり 28mm 相当で撮った写真は面白い。

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コメント

たくさん字が書いてあったのを
ズルズルとスクロールバーで下ろしていったら
『ロドちゃん発見』(^^)v
もう、ロドチャンの顔は忘れないよん♪
ロドチャンも家のだいふくと同じで
お腹の肉?皮?がタブタブだね...
ヾ(=^‥^=)^*)chu!

投稿: はるな(salia) | 2007年11月16日 (金) 18時14分

冬になると、このおなかのなかに、肉が詰まってきます。
夏になるとたるんだ皮だけになります。体重差は、大きいときで2kgくらいあります。
一度ぱんぱんに膨らんだおなかは、もう戻らないんだって。

投稿: 内藤敦司 | 2007年11月16日 (金) 21時57分

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