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2007年6月15日 (金)

ふりむけば猫

2007061501名古屋の松坂屋本店に、岩合光昭氏の写真展を見に行ってきた。日本や世界各地で撮影したネコの写真展である。岩合氏のネコ写真集は数多く発売されているので、ネコ好きならどこかで一度は見たことがあるに違いない。

どの作品も注文して購入することができるのだが、さすがに写真は値が張るので、ちょっと手が出せない。帰りに写真集でも買って帰ろうと思ったのだが、一度印画紙プリントを見てしまった後で、グラビア印刷を見ると、あまりの質感の違いに、どうしても買う気になれず、結局そのまま帰ってきてしまった。

私も学生時代は写真部に所属していて、年数回ほど美術館を借りて写真展を開催した。今でこそ、個人のホームページで、ほとんど費用をかけずに、いくらでも作品を発表できるし、人気のあるサイトは、毎日数百件から数千件のアクセスがあるようだ。しかし、当時は写真を世間に発表するとしたら、写真展しかなかったので、部員にとっては結構真剣なビッグイベントだったのである。

まず作品作りにかかる手間と金額が違う。モノクロでも半切印画紙1枚につき、数千円の費用がかかるし、失敗したらそのままゴミ箱行きなので、キャビネ判で何度も試し焼きして、露出を決め、印画紙の号数を決め、ようやく本番の焼付けである。そしてもちろん同じプリントは2度と作れないので、気に入ったプリントに対する愛着が違う。だからと言って、銀塩写真がデジタル写真より優れているとは思わないが、せめてたまにはこうしてプロが手間をかけて作った大伸ばしのプリントを見てみるのは大切なことではないかと思うのだ。

実は我が家にも、20年以上使っていない、引き伸ばし機や現像タンク一式があるのだが、これをまた使う機会はあるのだろうか。

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