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2007年1月 3日 (水)

三脚購入記

名古屋のビックカメラに三脚を買いに行った。実は今まで私が使っていた三脚は、30年以上も前に父親が、Nikomat FTN と一緒に買ったスチール製のものである。非常に頑丈で、一眼レフに200mmクラスの望遠レンズをつけてもビクともしないのだが、高さが足りないために、エレベータをいっぱいまで伸ばしても、アイレベルが出せないのである。これは撮影中に非常にストレスがたまる。

機能は流行がほとんどないし、故障も劣化もないので、買い換えるタイミングをずっと逃していたのだが、先月望遠ズームを新調して以来、いよいよ我慢できなくなってきた。上を見ればきりがないし、性能は大きければ大きいほど良いに決まっているが、可搬性を考えると、無駄に大きいものは避けたい。そこで条件を絞ることにした。

まず金属製かカーボン製か。カーボンなら同じ重さで一クラス上のサイズのものが選べるが、値段は2倍以上だ。それに経年劣化と耐衝撃性が問題である。F-1マシンのモノコックのように、ドライカーボン(炭素繊維を樹脂に浸して形成した後、蒸し焼きにして樹脂を蒸発させ、炭素成分だけを残す)ならともかく、一般のウエットカーボン(樹脂をしみこませた状態のもの)は、所詮繊維強化プラスチックだ。紫外線などで経年劣化してボロボロになる。しかも鋭利なもので、横方向から衝撃を与えると、簡単に割れてしまう。1グラムでも荷物を減らしたい登山家ではないので、やはりカーボンはやめよう。

大きさは、せめてエレベータを10cm程度上げたくらいでアイレベルが出せること。もちろんエレベータを下げた状態で1.8mを超えるようなものなら、イベント会場で観客の後ろから狙うなどということもできるだろうが、私はそういう写真を撮らないし、むしろそこまで大きいと、普段は足をやや縮めた状態で使わなければならず、かえって調節が面倒だ。大型三脚と言うより、中型三脚クラスのものが欲しい。それから収納時に小さくすることにはこだわらないので、当然4段よりは3段がいい。

三脚の重さは雲台を含めて2kgから2.5kg。これは三脚より重いカメラを乗せたくないということで、今持っている D200 に 70-300 を付けた状態が1.6kgくらいなので、そこから計算した。望遠マニアではないので、将来 300mmF2.8 などを買うことはないだろう。もっともそんなレンズ(60万円以上)を買うのなら、そのときに5万円程度の大型三脚を買えばいい。

あとは、細かな機能だけだ。まずは1レバーでパン(左右首振り)とティルト(上下首振り)ができるものがいい。今持っているものは、2ウェイで、パノラマを繋ぎ撮りするような場合は便利なのだが、私はそういう写真をほとんど撮らない。エレベータは、できればギア式のもの。足の固定はレバーロック式のもの。花をクローズアップで撮る趣味はないし、昆虫は大嫌いなので、ローアングルはまったく必要なし。

以上のような条件で、各メーカのカタログやホームページをしばらく眺めてみた。海外製品は部品在庫がないと、修理にえらく時間がかかるらしいので、やはりスリックかベルボンで行こう。こればかりは現物を触ってみないとなんともいえないので、このあたりで一番たくさん商品を置いていそうな、ビックカメラ名古屋駅西店に行くことにした。

2007010301ここまで決めたら、買わずに悩んでも、永久に写真が撮れないので、一番条件にあったものを買うことにした。写真の Velbon Super Chaser III である。重さはもう少しあった方がいいかと思ったが、実際に家に持ち帰って、D200 に 70-300 を付けて乗せてみると、十分使えることがわかった。何枚か試し撮りしてみたが、カーボンほど早く振動が収まらないのは仕方ないとしても、1秒以上のシャッターでもブレることはない。

私自身三脚の稼働率は非常に低いので、おそらくこれでもう一生使い続けることができるだろう。

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