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2006年7月25日 (火)

アダプトール終了

タムロンがアダプトールIIマウント生産終了らしい。え、アダプトールってまだあったの? という感じだが、これもまたひとつの時代の終焉ということだ。

35年ほど前、父親が初めて NikomatFTN を買ったとき、例に漏れず私の運動会や学芸会を撮るのに、望遠レンズをどれにするか、結構悩んでいた。建築会社の役員だった父親でも、望遠レンズ1本は、そう簡単な買い物ではなかった時代だ。おそらく大卒初任給より高かったのではないだろうか。

カタログを眺めてあれこれ迷い、結局ベストセラーだった Nikkor Auto 135mm F3.5 にしたのだが、その頃サードパーティの代表格だったのが、タムロンである。当時はどのサードパーティも、マウント交換システムを持っていた。しかしタムロン以外のメーカは今はほとんど残っていない。やや後になって、マウント固定を売り物に登場したのが、今飛ばしまくっているシグマである。

AF 時代を迎えボディとレンズの連動機構が複雑になるに従い、メーカごとのマウントの差をアダプタリングで吸収するのは困難になってきたし、広角レンズが大流行して、レトロフォーカスタイプといえども、バックフォーカルをギリギリまで切り詰めたい現在、マウント交換方式を早々に見捨てたシグマの判断は、先見の明があったといえる。

実はこのアダプトールのおかげで、私はタムロンにあまり良い印象を持っていないのだ。子供心に「マウントを固定して、レンズの性能を最大限に引き出します」というシグマのコピーに影響され、やっぱり中間に何か入っていて、いいわけはないよなぁ、と漠然と感じていたのだ。だから自分で最初に買い足したレンズも、シグマの望遠ズームだった(ありゃ、その前にニコンの広角レンズを買ったかも)。それ以来シグマのレンズは何本も買ったが、タムロンは1本も買っていない。もちろん AF 時代になって、タムロンもマウント固定になったが、なんとなくタムロンよりシグマのほうが無骨でカッコイイ印象が拭えなかったのだ。

そんなわけで、残念ながらタムロンのレンズの描写は、私はまったく知らないが、それでも30数年前、一世を風靡したマウント交換システムが、今ここに幕を閉じたことは、非常に感慨深いものである。

ところで、某雑誌に「ニコンのガチャガチャを無性にやりたくなる」という記事があったが、私は大嫌いである。小学生の私でも、あんな不細工な連動機構はないだろうと思っていた。もちろん NikonFE を買ったときに、古いレンズは Ai 改造したし、父親から譲られた(というか、死んじゃったので) NikomatFTN も、AF システムに入れ替えたときに、売り払っちゃったよ。

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