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2006年7月31日 (月)

洗車、粘土、コーティング

2006080101 梅雨も明けたし、久しぶりに洗車とコーティングをやった。コーティングはカーラック(ポリラックのクルマ用パッケージ)を使っている。月1回は洗車するよう心がけているのだが、雨の合間にムキになって 洗車しても仕方ないし、確か入梅前の5月末に、洗車とコーティングをしておいたので、なんとか雨に耐えている。今回の洗車は2か月ぶりということになる。

それから、今のクルマに買い換えて、1年半になるため、そろそろ塗装面のザラザラが気になり始めたので、今回は思い切って、コーティング前に、粘土処理(洗車後、鉄粉取り用の粘土で塗装面をこする)をやった。あれは表面が新車のようにツルツルになって、とても気持ちいいのだが、とにかく疲れるため、なかなか踏み切れない。しかしようやく粘土の使い方のコツが掴めてきた。ワックスやコーティング剤を塗るときは、グルグル円を描いてはいけないというのが定説だが、粘土処理はあまり力をいれずに、軽くクルクルやるのがよい。往復運動は禁物なのだ。粘土を往復させると「返し」のところで、粘土そのものがボディに付着してしまい、これは粘土でこすらないとなかなか取れない。それを取るために、粘土でこすっているうちに、別の場所に「返し」で粘土が付く。ところがクルクル円を描けば、「返し」がないので、粘土がまったく付着しないのだ。もちろん、ボディを水浸しにしておくことを忘れてはならない。洗車後のボディが少しでも乾き始めたら、粘土処理を中断して、すぐに水をかける。

明日から梅雨時の泥だらけのクルマではなくて、ピカピカツルツルのクルマに乗れるぞ。

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2006年7月30日 (日)

なぜ夕陽は赤い?

写真関係のホームページをいろいろと見て回っていて、夕陽のきれいな写真を見つけた。そこにコメントとして、厚い空気の層を通過してきた光は、青い成分が拡散され、赤い成分だけが地表に届く... という、お決まりの言葉が書かれていた。

このデタラメな話、世界中で信仰されているのだろうか。これがウソだという指摘も、赤い夕陽の真相も、ネットはおろか百科事典にだって書かれていないのだ。

これがウソだということは、小学生でもわかる。なぜなら、地平線近くに沈んで、厚い大気の層を通過してくる光は、何も太陽だけではないからだ。夜空の星すべて(厳密に言えば、太陽と同様なスペクトルを持っている、6000K 前後の主系列星)が、同じ条件なのだ。もし厚い大気の層が原因で、夕陽が赤くなるなら、夜空の星は、天頂から水平線に向かって、だんだん赤くなっていなければならない。

しかしプラネタリウムの映像だって、キャンプ地で実際に天体望遠鏡を覗いた星空だって、水平線まできっちりと白く輝いている。つまり大気の層の厚さは、地表に届く星の色には関係ないということだ。

じゃあ、なぜ数百億とか言われる銀河の恒星の中で、太陽の光だけが、水平線近くで赤くなるのか。私の子供のときからの疑問に、正確に答えてくれる文献は、いまだかつて見たことがない。一体誰が、何の目的で、全世界の人間を騙しているのだ。なぜ小学校であからさまにウソを教えるのだ。

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2006年7月29日 (土)

Velvia 100

半年振りに F80D (ニコンの一眼レフのこと)に、Velvia 100 を詰めて、市内散策に出かけた。今日は D70 は露出計代わりの脇役である。D70 でフレーミングして1ショット。モニタで確認して、露出が OK なら、絞り値を同じにして、シャッター速度を1.5段落として、F80D で撮影。

Velvia 100 は ISO100 で、D70 の基本感度は ISO200 だから、シャッター1段なのだが、ニコンのデジタル一眼レフは、白トビを回避するために、ほぼフィルムカメラより 1/2EV 程度アンダーな露出を出すので、それも考慮して1.5段落ちなのである。

去年は1年間で Velvia 100 を1本しか使わなかったので、今年は3本以上使うのが目標。少しでもフィルムを使って、市場にフィルムを残そうとか、そういう崇高な使命感ではなく、純粋にライトボックスにスリーブを乗せて、ズラズラーっとポジを眺める感動を味わいたいのだ。あればかりはどんなモノにも代えがたい、写真趣味で一番楽しい時間だと思うから。

本当はコダックの新しい ELITECHROME シリーズとか、フジの Provia 400X とか、試してみたいフィルムはたくさんあるのだが、もうそこまでフィルムで撮る根性がない。で、私自身の「これ1本」となると、やっぱり Velvia 100 になってしまう。

ISO50 の初代 Velvia の色彩は、確かにショッキングだったけれども、Velvia の廃版を惜しむ声もわかるが、実効感度 ISO32 とも言われたそれは、大判カメラを扱うような気持ちでないと(つまり晴天でも三脚必須)、まともに撮れないし、やはり Velvia 100 の ISO100 という感度はありがたい。ただし Velvia 100F の存在価値はよくわからない。Provia 100F でいいじゃないかと思うのだが。ともかく、今私がフィルム写真に求めるものは、Velvia 100 の絵なのである。

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2006年7月28日 (金)

ミス七夕

2006072801高層マンション建設ラッシュの市街地を撮影していたら、今年のミス七夕のお嬢さんが、七夕祭りのキャンペーンでうちわを配っていました。

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2006年7月25日 (火)

アダプトール終了

タムロンがアダプトールIIマウント生産終了らしい。え、アダプトールってまだあったの? という感じだが、これもまたひとつの時代の終焉ということだ。

35年ほど前、父親が初めて NikomatFTN を買ったとき、例に漏れず私の運動会や学芸会を撮るのに、望遠レンズをどれにするか、結構悩んでいた。建築会社の役員だった父親でも、望遠レンズ1本は、そう簡単な買い物ではなかった時代だ。おそらく大卒初任給より高かったのではないだろうか。

カタログを眺めてあれこれ迷い、結局ベストセラーだった Nikkor Auto 135mm F3.5 にしたのだが、その頃サードパーティの代表格だったのが、タムロンである。当時はどのサードパーティも、マウント交換システムを持っていた。しかしタムロン以外のメーカは今はほとんど残っていない。やや後になって、マウント固定を売り物に登場したのが、今飛ばしまくっているシグマである。

AF 時代を迎えボディとレンズの連動機構が複雑になるに従い、メーカごとのマウントの差をアダプタリングで吸収するのは困難になってきたし、広角レンズが大流行して、レトロフォーカスタイプといえども、バックフォーカルをギリギリまで切り詰めたい現在、マウント交換方式を早々に見捨てたシグマの判断は、先見の明があったといえる。

実はこのアダプトールのおかげで、私はタムロンにあまり良い印象を持っていないのだ。子供心に「マウントを固定して、レンズの性能を最大限に引き出します」というシグマのコピーに影響され、やっぱり中間に何か入っていて、いいわけはないよなぁ、と漠然と感じていたのだ。だから自分で最初に買い足したレンズも、シグマの望遠ズームだった(ありゃ、その前にニコンの広角レンズを買ったかも)。それ以来シグマのレンズは何本も買ったが、タムロンは1本も買っていない。もちろん AF 時代になって、タムロンもマウント固定になったが、なんとなくタムロンよりシグマのほうが無骨でカッコイイ印象が拭えなかったのだ。

そんなわけで、残念ながらタムロンのレンズの描写は、私はまったく知らないが、それでも30数年前、一世を風靡したマウント交換システムが、今ここに幕を閉じたことは、非常に感慨深いものである。

ところで、某雑誌に「ニコンのガチャガチャを無性にやりたくなる」という記事があったが、私は大嫌いである。小学生の私でも、あんな不細工な連動機構はないだろうと思っていた。もちろん NikonFE を買ったときに、古いレンズは Ai 改造したし、父親から譲られた(というか、死んじゃったので) NikomatFTN も、AF システムに入れ替えたときに、売り払っちゃったよ。

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2006年7月23日 (日)

再び Capture NX

ニコンの新しい画像処理ソフト Capture NX、トライアル版を引き続き使っている。優待販売は、注文受付開始直後に品切れとなり、現在受注ストップということだ。まだ発売していない製品が品切れとは、一体どういうことだろう。多分初回パッケージのうち、店頭に回すものと、オンラインショップに回すものの数が決まっていて、優待販売の受注が、オンラインショップ向けの本数を超えてしまったということだろう。パッケージなどどうでも良いから、ダウンロード販売をして欲しいものである。

まあこれはそう遠くないうちに追加販売されるだろうから、それまで待っていればいいのだが(待つも何もまだ発売されていないのだ)、トライアル版で過去の RAW データをいろいろといじっていると、これがまたすばらしい。ニコンのデジタル一眼レフの欠点を見事に補っている感じなのだ。

まずノイズリダクションのかかり具合が大変よろしい。シャドー部分にザラザラと乗っているノイズだけを、実にうまく低減してくれる。レタッチソフトの場合、画像全体のディテールをつぶしてしまうが、こちらは暗い部分に、より強いノイズリダクションがかかるようである。

それから Dライティングがまた絶妙である。デジタル一眼レフ全体の傾向として、ハイライトを飛ばさないように、露出はややアンダーに振られているものが多いので、今までは撮影後のトーンカーブで、中間より暗い部分をやや持ち上げるように修正していたのだが、これがかなり面倒で、画像によって持ち上げ方がかなり変わってくるし、その結果シャドー部分のノイズを持ち上げることにもなる。Dライティングと、上記のノイズリダクションによって、白トビさせないまま、ノイズを増やさずにシャドーを持ち上げることができるようになった。

これにレンズのゆがみ補正と、アンシャープマスクをかければ(私は撮影時にはシャープネスをかけないので)、ほとんど修正の必要のない画像が完成する。まあ本来ここまではカメラ内部でやって欲しいことなのだが、現在のカメラの処理能力では、後処理に頼らざるを得ないであろう。

これらに加えて、今回初めて実装された、カラーコントロールポイントを使えば、面倒なマスク処理なしに、色のコントロールが自由にできる。太陽がやや傾く時間に撮影していて、青空に黄色っぽさが乗ってしまったときなど、すっきりと空の部分だけ黄色を取り除くことができ、樹木との境界に不自然な色も出ない。

写真を意図的に「作る」のはあまり好きではないが(否定はしない)、フィルターワークの延長上に、このような作画技法があるなら大歓迎である。このソフトウェアが、実質 Photoshop Elements より安く買えるのは大バーゲンといえるだろう。ただし、編集する画像が RAW データでなく、JPEG だと、ノイズリダクションなどはかなり時間がかかる。

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2006年7月20日 (木)

4x Packet

私が使っている PHS 「京ぽん1」こと WX300K が、いつの間にかソフトウェアのバージョンアップで 4x パケットモードに対応していた。早速アップデートファイルをダウンロードして、インストールしてみた。普段、1日せいぜい1回程度のメール受信にしか使わないので、あまり高速化の恩恵は受けないのだが、それでも早いことは体感できる。Web ブラウザを頻繁に使うユーザなら、無視できない差だと思う。

「京ぽん2」が発売されてから、わざわざ「京ぽん1」を買ったのだから、最初から高速通信などは期待していなかったのだが、やはりこれまで PIAFS64 を使って、メール受信をしていたので、32kbps 相当の 1x パケットでは、かなり遅く感じる。それは仕方のないことだとあきらめていたのに、まさかソフトウェアのアップデートだけで、4x パケットが使えるようになるとは思わなかった。えらく得をした気分である。

どうやら Air EDGE のパケット通信の制御は、物理層以外、ほぼすべてソフトウェアで処理されているようだ。20年前からコンピュータネットワークの業界で働いていた人間にとっては、想像もできない話である。DDX パケット用端末などはネットワーク層(X.25)レベルまで、ほとんどハードウェアで実装されていたのだから。

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2006年7月16日 (日)

Capture NX

ニコンデジタルカメラの画像処理ソフト。7月末発売だということで、トライアル版をダウンロードしてみた。ニコンデジタル一眼レフのユーザであるが、実は現行の画像処理ソフト Nikon Capture は持っていないのだ。実売1万円強と、それほど高価なソフトではないのだが、これは基本的に RAW 現像ソフトで、現像後のレタッチには必ず別のソフトが必要になるので、あまり魅力は感じていなかったのである。RAW の現像だけなら、カメラに添付されているソフトで可能だから。

しかし今回の Capture NX は、レタッチソフトとしてもかなり高機能なようで、任意の範囲選択と、選択範囲に対する各種の補正が可能になったので、今回は買う気満々なのである。

まだ数枚の写真を処理してみただけなので、詳しく評価は出来ないが、他のレタッチソフトを使わずに、ほぼすべての画像加工は出来そうである。もちろんトーンカーブや色調のコントロールが目的であって、合成とかコラージュを作るのは不可能だが。動作速度は速いとはいえないが、私が使っているパソコン(WindowsXP professional, CeleronD330 2.66GHz, DDR2-SDRAM 2GB) の環境では、実用に耐える速度で処理はできる。予想価格1万円前後と言われているので、買って損はなさそうだ。なんでもニコンデジタルカメラユーザで会員登録をすれば、優待販売もありだとか。

ただ、もうひとつこの手のソフトに搭載して欲しい機能は、トリミングやリサイズの自由度と、リサイズ後のアンシャープマスク処理。一般のレタッチ系ソフトなら、ほとんどのものが、縦横比率を一定に決めてトリミングし、任意のピクセルにリサイズして、最終的にアンシャープマスクをかけて、目的に応じたファイル形式で保存できる。縮小してメールに添付したり、掲示板に投稿したり、プリント用に拡大して出力したり、どちらかというと画質を落とすような加工に関しては、機能としてできるできないというより、あまり得意ではなさそうだ。

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2006年7月15日 (土)

36度超えてますが

日中外に出ると、気温が体温を上回っているので、何に触っても熱いのだ。自動販売機とか、公衆電話ボックスとかの金属類はもちろん、駅のホームのプラスチックのベンチに座っても、いきなり尻が熱い。もう怒涛の熱伝導という感じだ。熱伝導を肌で感じるたびに、総括伝熱係数を求める学生実験の課題を思い出す。測定値と計算量がやたら多く、一晩の徹夜では完成しない、最強のレポートだった。

駅のベンチで尻を焦がし、その後電車に乗ると、とんでもない家族と電車に乗り合わせた。とっちゃん坊やのような父親と、まるまるふとった母親、小学生らしい男の子二人。最初は子供の一人が、先頭車両の運転席の後ろから、ずっと前方を眺めていて、もう一人の子供は駅に停車、通過するたびに、とまっている電車や貨物を指差して、キハだのコキだの言っているし、父親はそれにうなずいたり訂正したり。

新幹線と併走する区間になると、二人の子供は窓にぴったりくっついて離れない。母親が「ほら、新幹線が来たよ」というと、「あっ... でもあれは700系だから」とかなんとか。とどめは最後の母親の一言、「ほら、今度は500系が来たよ」って、一家4人みんなでディープな鉄っちゃんかよ。

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2006年7月13日 (木)

Windows98 アップデート

おおおっ、確かに速くなっているぞ、ココログ。これなら眞鍋かをりも毎日更新してくれそうだ。

ところで、7月11日で Windows98, me のサポートが終了するということで、おそらく最終となるであろうアップデートパッチをダウンロードした。そのために我が家に1台だけ残っている Windows98 マシンを、1年ぶりくらいで起動した。

ハードディスクが固着しているのではないかとか、バックアップ用の電池が消耗して、BIOS 設定情報が全部消えてしまっているのではないか、という不安をよそに、何事もなく起動し、Windows Update サイトにアクセスし、アップデートをインストールして、再起動できた。

もっともほかに使い道はないので、アップデートが終了したらすぐシャットダウンして、また深い眠りに付いたわけだが。

このパソコンは Windows95 発売直前にダイエーで購入した、ダイエーオリジナルの Packerd Bell のマシンである。後に CPU を換装し、ハードディスクを入れ替え、メモリを最大容量まで追加して、Windows98 マシンとして使ってきたのだが、今はシーケンサソフトだけをインストールし、MIDI コントローラ専用機として、楽器の置いてある部屋に設置してあるものだ。最近は音楽製作自体をほとんどやっていないので、このパソコンを起動することもなくなってしまった。

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2006年7月10日 (月)

眞鍋も困っているのか?

しばらく更新していないうちに、ココログが大変なことになっているようだ。システムに負荷がかかりすぎて、時間帯によっては更新画面すら開けないこともあるらしい。7月11日から13日にかけてシステムのメンテナンスを行い、データベースをバージョンアップするそうだ。

確かに今までもかなり反応が遅く、途中で書き込みをあきらめたこともあった。私は毎日更新を目的にしているわけではないので、後から書けるときに書けばいいと思っていたのだが、ブログ本来のスタイルが公開日記なわけだから、こういう事態は深刻だろう。眞鍋かをりが目的でココログ始めたファンとかも、きっとイライラしてるだろうし。

あ、私がブログを始めるにあたって、ココログを選んだのは、眞鍋かをりと同じサイトにしたかったからではなくて、もう15年も nifty の会員だからです。でも眞鍋かをりはわりと好きですよ。

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2006年7月 3日 (月)

DX フォーマットの標準レンズは 28mm

前回に引き続き望遠レンズネタ。というわけで、今日 D70 用に望遠レンズを買ってきた。今年の春にニコンがフィルムカメラを大幅整理したとき、カメラとともにカタログ落ちした多くのレンズの中に埋もれていた、AF Zoom Nikkor ED 28-200mm F3.5-5.6G である。

望遠レンズというより、本来はフィルム用の高倍率標準ズームなのだが。1か月ほど前から近所のキタムラの中古コーナに陳列されていて、ひそかに狙っていたのだ。Yahoo! オークションでも追いかけていたのだが、販売期間が3年弱と短かったせいか、出品数が極めて少ない。フィルム用の 28-200mm は、シグマやタムロンなら実売半額で買えるのだが、ニコンの G タイプはすごくコンパクトで、∞-0.6m のフォーカスリミッタが付いているから AF も速い。リミッタを解除すれば 0.4m まで寄れるし、なんといっても ED レンズ3枚と非球面レンズ3枚という贅沢ぶりだ。それから基本的に D1、D100 発売以降のレンズだから、デジタルでの画質も考慮されている(と信じたい)。

オークションはあきらめて、キタムラで価格交渉し、表示価格よりもうちょっと引いてもらって、D70 で動作確認した後、お持ち帰りとなった。プラスチックのマウント面にややスレはあるものの、鏡胴やフードには使用痕すらほとんどなく、たぶん前オーナが取り付けたと思われるスカイライトがそのまま付いていたので、実質新品同様である。

ところで APS-C サイズのデジタル一眼レフの標準レンズというと、なぜか 35mm を挙げる人が多い。しかし標準レンズの定義を考えれば、これはちょっと違うだろう。たとえばニコン DX フォーマットの撮像素子は約 24mm×16mm 。対角線長は 28.8mm であり、まさに 28mm が標準レンズなのである。フィルムでは対角線長に等しい焦点距離の真の標準レンズというと、ペンタックスが商品化していた以外は、ほとんど存在していない。だから多くのカメラマンが 50mm という、やや望遠寄りの焦点距離に慣らされてしまっているが、やはりフィルムに 50mm は常用レンズとしてはやや狭い。DX フォーマットで 35mm というと、それよりも更に狭くなるわけで、いくらなんでもスナップにはちょっと無理があるだろう。

ライカ判フィルム一眼レフの標準レンズが、なぜ 50mm なのか、という理由に関しては諸説あるが、 ひとつは元祖ライカが 50mm をセットにしてカメラを売ったということ。もちろん日本で1950年代の後半から一眼レフが作られ始めたとき、このやや長い標準レンズを改めて、43mm にすべきだったのかもしれないが、残念ながら当時の技術ではレトロフォーカスの設計は難しく、ミラーボックスのある一眼レフで、ガウスタイプのレンズを設計するには、50mm が限界だったのではないかと考えられる。ニッコールやツアイスの 45mm はテッサータイプだから、大口径の高画質なレンズは難しいだろう。だからライカに倣って、一眼レフの標準レンズも 50mm で行きましょう。ということになったのではなかろうか。

ということはつまり、デジタル一眼レフにおいては、もはやライカ判 50mm 相当の画角にこだわる必要などまったくないわけで、素直に本来の標準レンズの焦点距離である「撮像面の対角線長」にすればよいではないか。フィルムカメラとマウントを共通にするデジタル一眼レフでは、30mm だって 35mm だって、レトロフォーカスにせざるを得ないわけだし。

というわけで、このレンズは D70 では、標準から超望遠域の入り口までをカバーする、万能望遠レンズではないかと思う。市場ではデジタル専用の 18-200mm が大人気だが、私の撮影スタイルでは、広角域から超望遠域までを、シームレスにつなぐ必要性は感じていない。

もちろん滅多に使わなくなってしまった F80 に付ければ、広角から望遠まで1本で対応できる標準ズームである。

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